病院は発熱患者を敬遠…住民は痛くても病院に行かず=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.09 09:36
8日午後2時。ソウル江南区逸院洞(カンナムグ・イルォンドン)のサムスンソウル病院近隣のマンション・アパート団地は閑散としていた。大人子供を問わず2人に1人はマスクを着用したまま街を歩いていた。この日休校になったヨンヒ小学校の放課後教室では未就学児童2人だけが書き取りの勉強をしていた。
政府が、MERS確定患者がいた病院リストを公開した7日前から、すでにサムスンソウル病院から確診患者が出たといううわさが近隣地域の住民たちの間で出回っていたという。この日会った放課後教室の教員(46)は「子供の送迎が困難な保護者からの連絡が相次いでいる」として「親戚の家や実家に子供を預けるケースがほとんど」と話した。